ホクロ(母斑細胞母斑)とは
メラニン色素を含む細胞が、皮膚の一部に高い密度で集まった際にできたものを「ホクロ(黒子)」と呼び、医学的用語では母斑細胞母斑と言います。
ひとくちにホクロと言ってもその種類は様々です。一般的には、メラニン色素を生み出すメラニン細胞が変化したものを指し、その殆どが良性腫瘍の一種ですが、稀にホクロと似た形状の悪性腫瘍も存在しますので、その判別を見逃さないことが重要です。
ホクロの原因
・紫外線
メラノサイトが刺激されることでシミの原因にもなるメラニンが増加します。その過程の中で外部からの刺激が加わることでホクロが形成されるといわれています。
・ホルモンバランス
ストレスや体調不良によりホルモンバランスが崩れることで、女性ホルモンの一つであるプロゲステロンが多く分泌され、結果としてメラトニンが多く作られることでホクロができやすくなります。特に生理前、妊娠、出産時にホクロが形成されやすいです。
・肌への刺激
肌はメイクやスキンケアの際に強い刺激を受けると、メラノサイトがメラニンを作りやすくなり、ほくろができることがあります。そのため、肌を強くこすったり、引っ張ったりすると、メラニン色素が多く分泌されます。メイクやスキンケアの際は、肌に刺激を与えないように、優しくお手入れをすることが大切です。
・生活習慣
コーヒーなどカフェインなど刺激の強い食品を過度に摂取したり、睡眠が不規則であることで免疫力が低下し、メラニン増加の原因となりホクロができやすくなります。
ホクロの種類
・境界母斑
表皮と真皮の境界部分に限局して存在しています。黒く平坦に見えるのが特徴です。
・複合母斑
表皮と真皮の境界部分から真皮に限局して存在します。黒や茶色で隆起して見えるのが特徴です。
・真皮内母斑
真皮にのみ存在します。肌色や薄茶色や灰色で隆起して見えるのが特徴です。
SSCビューティークリニックのホクロの治療例
ホクロは皮膚の表面ではなく皮膚の内側からできるものです。そのため、皮膚からもり上がった部分だけを削り取っても、完全に除去できません。ホクロの細胞全体を深く取り除くことが必要となります。当院では主にCo2レーザーおよびロングパルスレーザーをはじめとしたレーザーによって取り除きます。レーザー治療は出血がほとんど起こらないのが特徴です。施術は比較的短時間でできるので、一度に多数のホクロを除去することも可能です。
SSCビューティークリニックではホクロの症状だけではなく、患者さまのご都合に適した治療法をご提案いたします。
・炭酸ガスレーザー(Co2レーザー)
・QスイッチYAGレーザー(Nd:YAGレーザー)
・超ロングパルスレーザー(Er:YAG+Nd:YAGレーザー)
・ピコNd:YAGレーザー(ピコスポット)